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士業事務所が事業会社を設立することにより得られるメリットとは?


皆様、いつもありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の植木です。
本日は、士業事務所が事業会社を設立するメリットについてお伝えさせていただきます。

士業事務所が事業会社を設立する5つのメリットとは?

士業事務所が事業会社を設立するメリットは何でしょうか?
1つ目は、士業業界に固執した特定の戦略、戦術から脱却し、企業としてのMVVが明確となり、変化対応力が磨かれることです。
コロナにより、変化対応力が必須だと皆様もご理解いただけたのではないでしょうか?
既存の事業で利益を確保できなくなるタイミングはいつ来るのか全くの未知数です。

2つ目のメリットは、本来のクライアントにコンサルタントとして経営指南することができることです。
従来までの士業事務所としての顧問契約では、
いわゆる労務や景表法等といった法律相談の粋を超えないものです。
しかし、自らが事業会社を設立すると、その経験をベースとして、
事業計画の立て方・資金調達の方法・人員確保の方法・マネジメント方法・撤退基準等の生々しいアドバイスをすることができます。

3つ目のメリットは、変化対応に強い組織として、”実験”と”失敗”からの”学び”を最重視することができることです。
あらゆる事業は必ずしも成功するとは限りません。
しかし、実験しなければ成果はわかりませんし、同時に、失敗を受け止めなければ学びはありません。
そういった組織文化が次なる事業の種を育み、新しい事業の成長を促進します。

4つ目のメリットは、組織化において、チーム制・事業部制のさらなる発展性を持たせることができることです。
完全別法人で別事業を行う以上、従来の事業部制では運営することができません。
一事業体に留まらない拡大を実現させることができ、貴社のプラットフォームができあがります。

以上のように豊富なメリットが存在します。

背景には、士業業界の厳しい外部環境の変化の存在が・・・

今回、事業の多角化という点をお伝えさせていただく理由には、士業業界の厳しい外部環境があります。
皆様も感じられていることと思います。

例えば、HPを開設して、広告運用すれば業績の上がる時代は終わりを迎えていることです。
10年前は士業事務所がHPを持つこと自体へ新しい見方がありました。
現在では当たり前の施策となっています。

さらには、マーケティング活動をあらゆる事務所が行っているなかで、既存の士業の枠に収まった活動には限界があることです。
あなたの商圏で、HPを開設していたり、セミナーを行っているのは貴社だけでしょうか?
そんなことはなく、色々な事務所が行っていると思います。だからこそ事業の多角化が重要となってきています。

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