【年始のご挨拶】弁護士の先生方へ(船井総合研究所より)
明けましておめでとうございます。
船井総合研究所 弁護士グループの吉冨です。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年末のコラムでも発信をさせていただきましたが、民事、家事事件が減少し、弁護士数、法律事務所数が増加する市場環境において、「活動の維持」は「衰退」を意味することになります。
法律事務所にかかわらず、確実に厳しくなる企業・士業事務所の特徴として、
・昨年と同じサービスを
・昨年と同じ拠点で
・昨年と同じ人が
・昨年と同じ集客策で
・昨年と同じような売り方をしている
ことが挙げられます。
また、三菱総合研究所が発表している「新年の内外経済展望l2024」では、
①2023年世界経済は底堅い成長維持も、先行きの不確実性は高まる。
②「インフレ」「供給途絶リスク」「債務」の抑制から2024年は成長減速へ。
③日本経済はデフレ脱却の重要局面。賃上げ・価格転嫁・生産性上昇が鍵。
とされており、特に③については法律事務所経営においても重要なポイントです。
・優秀な所員の採用、定着をするうえでの賃上げ
・着手金、報酬金、顧問料金等をはじめとした弁護士費用の見直し
・AI活用、DX推進による生産性の向上
は持続的な事務所経営を行ううえでも2024年に取り組みたい重要施策と言えます。
年始は行動や活動を変え易いタイミングです。
船井総合研究所では、毎年、年始にかけて全国の法律事務所より多くの相談をいただきます。
・まだ2024年の経営方針、中期計画を描けていない
・方針は固まっているものの、具体的なアクションプランが定まっていない
・アクションプランはあるものの、具体的な実装、仕掛けに着手できていない
そのような先生方は是非、ご相談ください。
市場環境が悪化するなかでも、勝てる2024年にするうえでも経営方針を固め、経営方針に基づいた重点施策を決めて、取り組みを開始しましょう。