【相談内容の43.5%が労務トラブル】だからこそ労務を主体とした顧問サービスを整備しませんか?
いつもありがとうございます。
企業法務グループ マネージャーの吉冨国彦です。
画像は2021年11月に開催した「法律事務所向け研究会合同総会」でのアンケート結果の一部です。
テーマは「企業法務分野において問い合わせの多かったもの」で回答数は246件。
1位は「契約書作成・チェック」の69件(全体の28%)となりました。
以下、
「問題社員対応」が59件(全体の24%)
「残業代請求対応」が22件(全体の8.9%)
「債権回収」が17件(全体の6.9%)
「ハラスメント対応」が16件(全体の6.5%)
「顧問契約」が15件(全体の6.1%)
と続きます。
労務問題に関しては、「問題社員対応」「残業代請求対応」「ハラスメント対応」「労働審判対応」「団体交渉・労働組合対応」で細分化しており、統合すると107件(全体の43.5%)を占め、「契約書作成・チェック」を上回ります。
このように、企業における法的課題(法務ニーズ)の中心は「労働問題」にあるといっても過言ではありません。
目次
「法務ニーズのある業務」だからこそ実践したいこと
さて、このように企業における法務ニーズの中心が「労働問題」であることが分かりましたが、先生方は企業からの問い合わせを得るうえで、労働問題を軸にしたプロモーション戦略と、顧問契約に繋げるサービス戦略は組まれていますでしょうか?
大事なことは、まず第一に経営者との接点創出です。
経営者との接点が構築できない限り、顧問契約を提案する機会もありません。
人的な繋がりや偶発的な問い合わせを獲得するのではなく、計画的に問い合わせを獲得するうえでは、主に以下の3つの施策を回すことが重要です。
・企業法務特化ホームページの運用
・企業向け労務セミナーの開催
・社労士事務所とのルート開拓
顧問契約を安定的に獲得できている法律事務所において、上記3つのいずれも実施していない、という事務所はないと思います。
また、次に重要なことは、経営者との接点ができたあとに顧問契約に繋げるうえでの顧問サービスの有無です。
企業法務分野のマーケティングに取り組む法律事務所が増加するなか、企業(経営者)は法律事務所を比較購買できる状況となっており、法律事務所の目線からすると、差別化できることで企業から選ばれることができます。
ここで言う「差別化」はいわば、提供する「弁護士サービスの差別化」であり、「独自商品」とも言えます。
サービスの差別化・独自化のポイント
さて、それでは「サービスの差別化・独自化」はどのようなことを指すのか見ていきたいと思います。
まず第一に、日弁連の中小企業向け調査結果によると、経営者が弁護士に求めることとして、「明朗会計」と「サービスの見える化」があります。
言い換えると、「弁護士に相談・依頼したいが、いくらで何をしてくれるのか分からない」ということになります。
そこで重要になることが、
・顧問契約の範囲におけるサービス内容(スポットの組み合わせ)を具体化する
・スポット料金と顧問料金で比較し、顧問料金に比較優位性を持たせる
・紛争対応以外のサービス内容を網羅する(就業規則、研修、コンプラ体制構築、労務DDなど)
・「顧問契約」ではなくサービス内容に基づいた分かり易い名称にする
といった側面です。
もちろん、簡易には策定できませんが、今後、顧問契約を着実に獲得し、企業の満足度を上げ、継続率を上げ、顧問単価を上げていくうえで、プロモーションの整備とサービスの策定は必須と言えます。
今回、まさしく企業の法務ニーズの中心である「労働問題」を主テーマとし、全国から反響獲得、紹介が集まる体制を構築し、他の法律事務所では提供していない労務サービスを開発し、高単価顧問契約を複数獲得できているモデル事務所にご講演いただきます。
当日は反響獲得を行ううえでのプロモーション戦略の全体像を企業法務のコンサルティングを専門にしたコンサルタントより解説させていただきつつ、ゲスト講師である弁護士法人戸田労務経営の戸田哲先生より、サービス策定のステップと提案方法、獲得事例・失敗事例についてざっくばらんにお話をいただきます。
企業法務に取り組まれている先生方においては必聴のセミナーですので、この機会に是非ご参加いただき、経営者の法務ニーズに沿ったマーケティング戦略の全体像を知る機会にしてください。
皆さまのご参加、お待ちしております!
労務分野の反響を獲得し、高単価顧問契約を獲得する「Do How」が分かる3時間セミナー
【執筆者:企業法務グループ マネージャー 吉冨国彦】
開催済セミナーの最新記事
- 国際業務はWEBサイトから反響獲得することができる?実践事例から徹底解説!国際セミナーのご案内
- 法律事務所が介護業特化で顧問契約を獲得する方法とは?/業種特化セミナーのご案内
- 士業事務所が国際業務の手続きのアウトソーシング業務きっかけに法人顧問契約を獲得する方法とは?/国際業務で法人顧問獲得セミナーのご案内
- 弁護士が企業顧問を獲得するための風評被害・誹謗中傷対策分野とは?法律事務所専門コンサルタントが解説!
- 【最新トレンド!】弁護士・労災分野において後遺障害認定サポートに取り組み、成功する方法大公開セミナー
- 【注目企画】弁護士法人咲くやこの花法律事務所が実践する『企業法務コンテンツマーケティングセミナー』
- 本格的なインバウンド需要に備えよ!外国人労務顧問に参入するための”入管法×労働法”実務研修開催のご案内!
- 【弁護士特別インタビュー】EAPに取り組む2名の弁護士による成果報告
- 【企業法務】企業の「付加価値向上」に貢献する“EAP”のメリットとは
- 法律事務所の課題を解決する「誹謗中傷・風評被害対策分野」とは?
- 【士業合同企画】2023年以降の中期計画・ビジョンを立てる!「経営計画策定合宿2022」
- 【企業法務】経営者が弁護士に求めるサービスとは?
- 顧問先インタビュー50社から見えた『顧問弁護士の価値』とは?【企業法務マーケティングの成否はプロモーションからサービスに!】
- 事案終了後の顧問解約に悩んでいませんか?【顧問継続率・単価向上を実現できている顧問サービス策定事例大公開】
- 民事裁判のIT化で法律事務所業界はこう変わる!?~改正民事訴訟法が成立、民事裁判のIT化に向けてあと3年、法律事務所経営において何を準備すべきか!?~
- ※6月7日(火)開催【お試し参加ご招待】企業法務研究会説明会
- 【無料ご招待】2022年6月度企業法務研究会説明会
- “顧客単価500万円”の事業承継スキーム/法務主導でも取り組めるのか?
- 見逃していませんか? 新たな成長テーマ『個人・法人の受任に繋がるー誹謗中傷対策ー』
- 新たな注力分野のご提案!0から始める風評被害・誹謗中傷対策セミナー
- 【風評被害・誹謗中傷分野】ゲスト講師に聞いた!新規参入で感じたところ
- 顧問先数600社を突破した弁護士による人事労務コンサルティングとは?(特別セミナーのご案内)
- 【ダブルゲスト・初回お試し参加可能】企業法務研究会3月度例会
- 法律事務所WEBマーケティングセミナーのご案内!Web経由の反響獲得で新たな売上の柱をお考えの方へ
- 大好評の中終了「風評被害対策実務研修」のエッセンスをお届けします!
- 【無料ご招待】顧客単価100万円超の“おひとりさまサポート”はなぜ広まらないか?業界の先駆者から学ぶ特別講座を開催します。
- 【未払い残業代請求案件効率化】売上+1億円&事務局3名減っても受任できる秘訣
- 【3年連続1位】全国の法律事務所が企業法務に取り組む理由
- 大好評につき第2弾開催!企業法務分野「営業の秘訣セミナー(課題発見・提案編)」
- 【最終のご案内】締切間近!風評被害対策実務研修2021
- 2022年の新領域はこれで決まり!「風評被害対策」に弁護士が取り組む必要性とは?
- 弁護士相続WEBマーケティングセミナー
- 【無料ダウンロード】今から始めるオンラインセミナー開催マニュアル
- 「今から取り組む」企業法務参入セミナーのご案内
- 好評につき追加開催決定! 2021年視察クリニック
- 今法律事務所が取り組みたい新規事業・多角化経営とは?
- 成果を生み出す3つのプロモーション戦略【企業法務分野新規参入マーケティングのポイント】
- なぜ、ターゲティングが大事なのか?【企業法務分野新規参入マーケティングのポイント】
- 【企業法務コラム】顧問契約における法律事務所と企業にとっての意義