Withコロナの新時代、抑えるべきマーケティングポイント2点!
皆様、いつも弊社メルマガをお読み頂き誠にありがとうございます。株式会社船井総合研究所の佐々木でございます。
今回は「弁護士4万人時代。Withコロナの新時代に向けた個人分野のマーケティング3.0」についてお伝えします。(本コラムは2020年の経営戦略セミナーの内容をもとにしています。一部数値は最新のものに更新しております)
目次
Withコロナ時代のマーケティング3.0
「個人分野のマーケティング3.0」と聞き、「1.0」「2.0」とは?と疑問に思いますよね。最初にそれぞれの特徴について紹介します。
「マーケティング1.0」(2000年代~)【マーケティング黎明期】
販促制度よりもスピードが重視され、webサイトを持っていることが優位性となっていました。この時代は弁護士の事件獲得は紹介がメインとなっていましたが、2000年に日弁連により「弁護士の業務広告に関する規定」「業務広告に関する規定」が新たに定められ、広告が本格的に解禁された時期です。
「マーケティング2.0」(2010年代~)【マーケティングの成長期】
スピードよりも精度重視されはじめ、Webマーケティング上において同商圏の他事務所と競合し始める事務所が増えてきました。そのような競合に対して、コンテンツの蓄積・強化や広告の運用により流入の増大・差別優位性の訴求を行う事務所も増加してきた時期です。
「マーケティング3.0」(2020年代~)【弁護士4万人時代、激化する競合環境】
GoogleやYahoo!などの検索エンジンだけではなく、YouTube、LINE、SNS等様々なサービスによるターゲティング広告の出稿で効率化・流入の最大化を図ることが差別化要因になってきました。またwithコロナの新時代に備えて、新件獲得のためのチャンネル開拓も必要になり、自動運転技術等の発展により「交通事故」の大幅な減少が想定され、従来とは案件の量・種類が変わってくる中で更なる競合環境の激化が予想されます。
本文では「弁護士4万人時代。Withコロナの新時代に向けた個人分野のマーケティング3.0」についてお伝えします。
YouTubeを活用したマーケティング
既に取り組みが成功している士業事務所では、
11億1000万回再生、チャンネル登録者110万人の岡野タケシ弁護士【アトム法律事務所】様、3億回再生、チャンネル登録者18.8万人まつざき弁護士の労働法大学様などが挙げられます。
現在日本の18歳以上の月間YouTube利用者数は6900万人以上となり、コンテンツも動画投稿だけではなく、ライブ配信やショート動画の機能も実装され様々な楽しみ方が可能となっています。
YouTubeのマーケティング活用では主に、
①「コンテンツメディア」としての活用
②「広告のプレースメント」としての活用
の2通りがあります。
「コンテンツメディア」としての活用は、専門的な事柄の解説については文字よりも動画コンテンツが好まれる傾向にあることを活かし、リードの増大とロイヤリティの向上を目指します。
「広告のプレースメント」としての活用では、他の広告媒体と比較してクリック単価が3~15円と安いため、相当数のセッションが期待できます。またターゲティングの自由度も高いため、より広告を届けたい相手に表示させることが可能になっています。
脱・リスティング広告依存
先ほどのYouTubeの広告でも触れましたが、近年は広告のターゲティングの進化が著しくなっています。地域・性別・年齢・所得・子供の有無をはじめ、様々な条件に合致した人に広告を出すことが可能となっています。例えば、
【所得1000万円以上の60代以上】→生前対策の広告
【子供を持つ30代女性】→養育費の広告
を出すことなど様々な応用が可能です。
また使用するアプリごとのユーザー層を意識した広告も効果が高くなっています。
【シャッター音がしないカメラアプリを使った男性】→盗撮私選弁護士の広告
【交通事故の賠償金計算アプリを使った人】→広告
を出すことが考えられます。すべての人に同じ広告を出すのではなく、特定の相手に特定の広告を出すことによって、広告の費用を抑え、問い合わせ率向上も見込めます。
【まとめ】「Withコロナの新時代に向けた個人分野のマーケティング3.0」
1.Youtube+新しい形のWEBサイトで、あらゆる検索からの流入を(=リード)を最大化、ロイヤリティを高める。
2.「脱・リスティング広告依存」をテーマに、ターゲティング機能の進化が著しい様々な広告手法を用いる。
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【執筆者:佐々木幹太】
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