【弁護士向け】法律事務所のSEO対策とは?メリットや成功ポイント解説
本コラムでは弁護士や法律事務所がSEO対策を行う重要性とその流れをお伝えいたします。
・これからSEO対策を始めたい
・紹介以外で新規顧客を開拓したい
・長期的な視点で安定した集客を確立したい
このようなお考えの方にぜひ参考にしていただきたいコラムとなっております。皆様の事務所でお役立ていただければ幸いです。
SEO対策のノウハウが分かる弁護士向けのレポートも無料ダウンロードいただけますので併せてご覧ください。
目次
弁護士のSEO対策とは?
現代における法律事務所様の集客方法はWeb集客が中心となり、業績を上げるためには“いかにWebから問い合わせを獲得できるか”という点が重要となりました。 Webからの問い合わせはリスティング広告や動画広告、自然検索などから発生します。
そのなかでも自然検索からの問い合わせを獲得することは非常に重要です。
いわゆるSEO対策と呼ばれる施策を実践することで自然検索からのサイト流入を増やし、問い合わせ数増加を図ることが可能になります。
SEO対策の重要性とメリット
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで表示される際の順位を上位にする施策を指します。それでは、なぜ重要なのかを解説いたします。
①法律事務所サイトから自動的に集客できる
検索順位が上位になることでアクセスされる可能性が高くなるため、検索ユーザーを自動的に集客することができます。実際に、検索順位が1位のサイトのクリック率は約30%、2位が約15%、3位が約10%というデータがあります。 ユーザーによる検索はいつでも行われるため、24時間・無料で宣伝できる自然検索において上位表示を目指すSEO対策は、非常に重要な施策といえます。 また、船井総研には差別化の8要素という考え方があり、最も重要な要素が「立地」になります。Webにおける優れた立地の一つが検索順位の上位であるため、弊社としてもSEO対策の実施は重要視しています。
②潜在的ニーズに対してアプローチ可能
検索時から法律事務所への相談依頼を検討している人、いわゆる顕在層に対してのアプローチはもちろん重要ですが、法律相談を検討していない人やそもそも法律事務所への相談を考えていない人も多く存在し、このような潜在的ニーズを抱えている人に対してのアプローチも同じ程度の重要性をもっています。 「お困りごとを抱えているが解決方法が分からない人」や「トラブルを不適切な方法で解決しようとしている人」などに対して、適切な解決策を提示するコラムを事務所のWebサイトに掲載することで、法律事務所への依頼を解決手段の一つに加えてもらえるからです。 例えば、交通事故分野を例に挙げてみます。弁護士の皆様はご存じの通り、事故に遭われた被害者は弁護士に依頼することで裁判基準による交渉を進めることができ、損害賠償の3つの基準の中で最も高額な請求が可能となります。 しかし、一般の方はこの3つの基準があることすら把握していないのが現実です。また、追突事故のような過失割合が10:0で、被害者側の保険会社に示談交渉にて関与してもらえず、加害者側の保険会社に言いくるめられてしまうこともあるでしょう。 このような方々に対して、弁護士へ相談するメリットや適切な対応方法を伝える記事を掲載しておくことで、事務所への相談を検討してもらうことに繋がります。
③価格競争で勝つのが難しい大手に対抗可能
Webマーケティングの1つにWeb広告の中には、検索連動型広告という検索キーワードに応じた広告を自然検索に表示させる広告があります。 大手の事務所や資金力がある事務所は案件化しやすいキーワードに多額の広告費をかけて集客しています。Web広告は費用競争になりやすいため、広告費用を十分にかけられない場合は太刀打ちができないことがしばしば見受けられます。 その点でSEO対策は、長期的な施策だというデメリットはありますが、コンテンツを充実化させることで大手事務所等にも対抗できます。特にニッチなキーワードでは記事を掲載してからすぐに検索順位1位を取ることができることもあります。 また、ユーザーの中にはWeb広告をあえて避ける人も一定数存在するため、このような属性の人に対してアプローチすることも可能となります。
SEO対策とWEB広告の特徴については下記表にまとめましたのでご参照ください。
SEO対策の流れ
ここからは、実際にSEO対策をする上での流れをご説明します。
目標キーワードの選定
まず、検索結果で上位表示させたいキーワードを選ぶことが重要です。 「弁護士 相続」や「離婚 弁護士」のような検索ボリュームが多いキーワードで上位表示させるのは非常に難しいため、事務所独自の狙いたいキーワードを選ぶ必要があります。 例えば、「“事務所地域名” 離婚 弁護士」や「“事務所地域名” 労務トラブル 法律事務所」といった複合キーワードを狙うのが上策です。複合キーワードは競合の数が絞られるため、SEO対策の難易度が低い傾向にあります。 さらに、単語数が増えるほど検索ユーザーの目的が明確になるため、お問い合わせにつながりやすい特徴があります。こうして設定した目標キーワードをもとに関連するページを追加していきます。
専門性の高いページの増加
目標キーワードに関連する記事を執筆する際のポイントの1つが「専門性・権威性・信頼性の高い記事をライティングすること」です。 SEO対策を実施する上で欠かせない戦略の1つとして、E-A-Tという考え方があります。E-A-Tとはそれぞれ下記を指します。
■Expertise(専門性)
■Authoritativeness(権威性)
■Trustworthiness(信頼性)
このE-A-Tは「Google検索品質評価ガイドライン」のに記載されているほど重要な指標となっているため、記事を追加する際にはこの3点に気を付ける必要があります。
■Expertise(専門性)
専門性が高いページとして、弁護士としての法的解釈や法的手続についての解説記事が挙げられます。記事の執筆(監修)を弁護士の先生が担当することでおおむね評価される項目ですが、Googleのクローラーが識別できるよう、弁護士が執筆した記事であることを明示する必要があります。他にも専門性をあげるために以下の施策を進める必要があります。
・弁護士紹介ページの作成(経歴・実績・著書に関する記載)
・同一分野のコンテンツ数を増やす
・1次情報を掲載
■Authoritativeness(権威性)
権威性とは「誰が伝えている内容か」という軸で判断される指標です。事務所としての実績だけでなく、弁護士の先生の経歴、実績、著書を掲載したページを作成し、当該の先生が作成したページであることを訴求することが重要となります。また、被リンクも関連しており、ドメインパワーが強いサイトから被リンクしてもらうことで権威性が上がるとされています。
■Trustworthiness(信頼性)
信頼性とは、掲載されている内容が信頼できるコンテンツであるかという指標です。権威性と重複する内容をありますが、情報を詳しく開示するだけでなく根拠も同時に示したり、Webサイト自体の信頼性を高めるという面で、運営者情報を掲載したページの充実化を図る必要があります。古い情報よりも最新の情報の方が信頼性が高いと判断されやすいため、定期的に記事を更新することも有効です。
内部対策
内部対策とは、各ページのコンテンツ充実度、各種タグ、内部リンクの構造に関するSEO対策を指します。外部対策と呼ばれるものがありますが、事務所サイト内部のみで実施可能という特徴があります。内部対策を行うのはGoogleにWebページの内容を正しく読み取ってもらうためです。Webサイトの検索順位はGoogleのクローラーというロボットが様々なサイトを巡回し、コンテンツを認識して判断しています。したがって、訪問者が利用しやすいページを作ることはもちろんですが、このクローラーが事務所サイトを巡回しやすいよう設計し、正しく情報を読み取ってもらう必要があります。 しかし、この内部対策は簡単に実施できないことが多々あります。タイトルタグやコンテンツの修正は比較的容易に実施可能ですが、いわゆるソースコードにも関連した対策は、Web制作会社との連携が必須となっております。さらに、検索エンジンではユーザーが利用しやすくなるように頻繁にアップデートが行われているため、最新の動向を掴んでおく必要があります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。 事務所サイトに記事を更新するだけでなく、具体的にどのキーワードで、どのようなコンテンツを作り、どのような構成で掲載するかを検討することでSEO対策ができているWebサイトを構築することが可能となります。
弊社では以下のページにてコンサルティングの内容をご紹介しております。Webマーケティング支援 単なるSEO対策だけでなく、WEB戦略立案まで含めたサポートを実施しております。 今後も弁護士の増加が見込まれており、Webでの競争が激化する可能性は非常に高いです。 長期的な視点で問い合わせを獲得できる事務所サイト制作していきたいとお考えの法律事務所様は是非ご相談いただけますと幸いです。
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「こうなりたい!」と思っている経営者様におすすめ
・事務所ホームページの自然検索を上げたい先生
・今後SEO対策を進めたい先生
・SEO対策を実施したいが、方向性に悩まれている先生
・昨今のSEOに関する情報を知りたい先生
・最近のGoogleの表示の変化や傾向を知りたい先生
レポートの内容
本レポートでは、昨今のSEO順位の変動要因、法律事務所様が知っておきたいSEO対策のポイントついてまとめさせていただきました。 最新のSEO対策を知りたい、SEO対策の方向性を掴みたい、実際に何に取り組めばいいか分からないという先生方に是非参考にしていただきたい内容となっております。
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